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福岡のオアシス
フランスから帰国して、即座に福岡にびゅんと飛ぶ。そして仕事のあいまに『紺屋2023』というとてもユニークなアート雑居ビルを見学する。ここは地元で老舗醤油屋を経営する地主さんが「自分が持っていても有効利用できない建物だから」とアート関係者に格安でアパートをまるごと預けてしまった、このご時世に希有な場所。有志の若いアーティストが築50年のビル全体をリノベーションし、建築家から、インテリアデザイナーから、写真ギャラリーオーナーから、福岡市全体に無料Wifiを流通させようと試みている斬新なIT企業まで、17件のさまざまなクリエイター集団が入室している。なによりもおもしろいのが短期&長期のレジデンシー施設があること。最近ではベルリンのアーティストが1ヶ月滞在していたのだとか。1泊なんと3000円。誰でも借りることが可能とのことなので、福岡にお立ち寄りのさいにはぜひレンタルしてみては。明らかに下手なホテルよりも広いし、ビジネススーツを脱ぎ捨てた風通しのいい気分になれる。徒歩圏内には、Mac Storeや、アメリカンアパレルや、Adidasショップや、のんびりできるカフェもいっぱい。また一階には、知り合いのソムリエ兼シェフが手がけるというイタリアンバルも近々オープン予定で、広々とした屋上ではお天気の日には日光浴が可能。なんだか福岡に移住したくなる。


(March 2, 2009)
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