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自分でウェブマガジン
出版不況でたてつづけに雑誌が休刊においこまれている。私が執筆している雑誌もマリ・クレールにはじまり、スタジオボイス、エスクアイア、などの良質な雑誌が書店からなくなってしまった。また存続している雑誌にしても、不況のあおりを受けて、「最大公約数」な読者に訴求する記事、つまりパイの大きな顧客を狙った一般向け記事を書くよう求めてくることが多い。舞台芸術でいうなら、ミュージカルや大規模商業演劇の紹介、あるいは芸能人役者のインタビューなどがそれにあたる。これも仕事の一部なので、もちろん興味が向けば快くお受けする。だがこうした記事ばかりになってしまうと、どうにも片手落ちでつまらない。仕事は仕事としてきちんと丁寧にこなしつつ、書きたいことをもっと欲望のままに書きたい。そんなワガママな思いがどんどんつのる。ならば! と、自分でウェブマガジン的な執筆場所をもうけてみることにした。シアター、アート、旅、恋愛、また自分の刺激アンテナにひっかかった人間へのインタビュー記事などを勝手きままに載せていこうと思っている。「有名役者めあてに行ったらぜんぜん面白くなかった」「高いチケット代を払って3時間のエゴにつきあわされた」。よく、そんなシアターアーツへの苦情を友人知人から受ける。そのたびに、心ない提灯記事を載せてしまう雑誌があることを嘆かわしく感じてしまう。情報が過剰氾濫する今だからこそ、情報にもクオリティが求められる。情報のセレクトショップのようにいいものだけを品質重視でお届けしたい。オープン時には、ここでまたアナウンス予定。是非みなさん、このブログともどもよろしくお願いします。
(July 9, 2009)
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