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心の垢すり、再び海外へ
ここ二ヶ月ほど働きづめに働き、心がぺしゃんこにしぼんだ餅のようになったので、少し息抜きもかねて旅に出ます。もちろん旅先でも仕事はもりだくさんですが、環境が変わるだけで、おもしろいほど心はふくらむ。いうなればオートマティック・モードに入っていた自分の思考回路が、外国に行くことでいちどマニュアルに切り替えられるため、行動にたいして自覚的になり気づきや喜びが増えるのです。実際、スーパーで牛乳を買うことも、駅の窓口で外国語に手こずることも、慣れない町をさまようことも、脳にこびりついた「垢」のようなものを落としてくれる浄化作用がある。そして、その垢すり作業が進むとともに、脳の処理速度もあがっていく。それはパソコンに古くて余分なデータが溜まっていると、処理速度が遅くなるのと同じこと。先日Macbook Airを購入し、ぎりぎり必要最低限のデータだけを移行する作業を終えたところなのですが、わたしの脳みそも同じように、必要最低限のデータだけを見極めて無駄なく蓄積していきたい。旅のおともにもっていく本は、須賀敦子と村上春樹とロア・シーガル。美しい町で美しい活字を読んで、心の垢を落としてこよう。
(March 4, 2010)
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